人気ブログランキング | 話題のタグを見る

凍らせたらあかん!

生まれも育ちも北海道ですが、
心の中の”大阪のおばちゃん”の声が聞こえた気がして。あのたくましさ... 見習いたいものです。 (´ω`)


何があかん!のかというと、いつもの如く黒泥(私が使っている黒土の名称)を再生していた時のこと。
再生土は素焼鉢に入れて、手でまとめられる程度まで乾かすのですが。
そう。ここは2月の北海道。
冬場の工房は冷えるどころか、マジでしばれるんです。(最近北海道弁が流行っているらしいので便乗♬)
とある朝に再生土をチェックしてみたら... カッチカチに凍っていました(゚Д゚;)

幾分か暖かい場所に鉢を移したら霜は融け、いつも通りに土が乾きだしたので一件落着🌸
かと思いきや!



凍らせたらあかん!_b0357298_01232074.jpg



ボソボソでまとまりのない状態なのがわかりますか?
全くもって粘り気がなく、使い物にならないのです。
これはバクテリア不足の証!

よく”土を寝かせる”という言葉を陶芸の世界では使うのですが、これは土中のバクテリアの量が増えるのを待つ、ということ。
バクテリアが増えると土に粘り気・弾力が出てくる(可塑性が増す)= 成形に使える土の状態になる。
大体2か月寝かせば今のところ問題なく使えています。

ただ、このバクテリア。”温度”が重要!

温度が高いほどバクテリアは元気に繁殖します。
凍えるほどの寒さでしたから、バクテリアの活動が弱くなっていたんですね。
簡単な話、温かい部屋で土を寝かせたら問題ありません🌸



といえど、このボソボソの土をなんとかせねばあかん!!!


凍らせたらあかん!_b0357298_02073498.jpg
黒土用に使わせてもらっているミニ土練機♡



こういう場合は十分に粘り気のある土を少量でも混ぜてあげると寝かせる時間が短く済みます♪




ポチっと押してくれると励みになります♫ranking


















by napaniku | 2018-02-27 12:46 | 陶芸